起床直後など、誰でも一度は「口の中のネバネバ」を感じたことはあるかと思います。
睡眠中には唾液の分泌が少なくなるため、起床直後はネバネバしていても、通常は活動し始めるとすぐに解消します。しかし、中には虫歯や歯周病を原因としているものも存在します。
このような口のネバネバ
気になっていませんか?
- 起床直後のひどいネバネバ
- 唾液が痰のように口の中に残る
- 舌苔が目立つ
- 口臭が気になる
- 舌で触ると歯がザラザラ
- 口を開けたときなど唾液が糸をひく
- 年齢とともにネバネバがひどくなってきた
このような症状・お悩みがございましたら、ぜひ一度当院にご相談ください。
口の中がネバネバする・
気持ち悪い原因
虫歯・歯周病
虫歯菌や歯周病菌が繁殖していると、唾液が粘つきます。
虫歯の人、歯周病の人は、お口がネバネバしやすくなります。
唾液の分泌の低下
起床直後、緊張時、空腹時は、唾液の分泌が少なくなり、口の中がネバネバしたり、乾燥したりします。また、加齢、口呼吸、ストレス、更年期の女性ホルモンの分泌低下、喫煙なども、唾液の分泌を低下させる原因です。
舌苔
舌苔は、舌に付着する白い苔のようなものです。誰の舌にもある程度は存在するもので、完全に除去する必要はありませんが、舌苔が溜まると口の中がネバネバします。
セルフケアの不足
虫歯や歯周病になっていなくても、セルフケアの不足によって口腔の細菌が多くなると、ネバネバの原因になります。
口の中がネバネバするときの
4つの対処法
口の中がネバネバするときの対処法をご紹介します。改善しない場合は、他に症状がなくとも、一度当院にご相談ください。
虫歯や歯周病が原因になっている可能性があります。
水を飲む
即効性の高い対処法です。
口腔内のネバネバが軽減されます。
丁寧なセルフケア
飲水とともに、即効性の高い対処法です。歯磨きはもちろんのことながら、デンタルフロス、歯間ブラシ、洗口液などを活用し、お口の中をすっきりさせましょう。
口腔内の細菌の数を減らすという意味でも大切です。
唾液腺マッサージ
耳の下の「耳下腺」、顎と首の間の「顎下腺」などの唾液腺を優しくマッサージし、唾液の分泌を促します。
口のネバネバを予防するには?
口の中のネバネバを予防するために、以下の点に気をつけましょう。
ご自宅での予防と、歯科医院での予防を組み合わせることが重要です。
よく噛んで食べる
噛むことで、唾液の分泌が促されます。
「口の中がネバネバするから今日はよく噛もう噛もう」ということではなく、普段からよく噛む習慣を身に付けておくことが大切です。
休息・睡眠・ストレス解消
精神的・肉体的ストレスは、唾液の分泌を低下させます。日頃から、休息・睡眠はしっかり確保しておきましょう。また、趣味、スポーツでストレスを解消する時間を持ってください。
口呼吸から鼻呼吸へ
口呼吸は、口腔の乾燥、ネバネバの原因になります。
普段からの意識付け、お口まわりの筋肉のトレーニングによって、鼻呼吸への移行を目指します。
禁煙
タール、ニコチンは唾液の分泌を低下させます。できる限り、禁煙してください。
歯科医院でセルフケアの
指導を受ける
歯科医院で、正しいセルフケアの指導を受けましょう。
時間が経つとどうしても忘れてしまうので、定期的に歯科医院に通い、指導してもらうことが大切です。
歯科医院で歯石除去・
歯のクリーニングを受ける
セルフケアでは除去できなかったプラーク、こびりついた歯石を、定期的に歯科医院できれいに落としてもらいましょう。
虫歯や歯周病の予防という意味でも大切です。