後悔しないインプラント治療を
受けるには?
インプラントを希望する場合、重要になるのが歯科医院選びです。かかりつけの歯科医院に相談してみるのもよいかもしれませんが、手術を伴い、かつ自費診療で高額になるため、慎重に選びましょう。
CTの有無はもちろん、経験や採用しているインプラントメーカー、顎の骨が不足している場合の骨造成や歯茎が退縮している場合の歯茎の造成への対応ができるかといったことも、重要なポイントとなります。
インプラントを
検討されている方のお悩み
- 本当に強く噛めるようになるのかな?
- 入れ歯に不満があるけれど、手術が必要なインプラントにも不安がある
- 顎の骨が不足していると言われた
- どんな歯科医院で受ければいいのか分からない
- 経験豊富な歯科医師に任せたい
- 分からないことがあるのでたくさん質問したい
多くの歯科医院で行われるようになったインプラント治療ですが、特に初めての方には、さまざまな不安を抱えておられるかと思います。
当院ではカウンセリングにて些細なことでも丁寧に説明させていただくことを心がけております。
当院のインプラント治療の特徴
安心と安全のインプラント治療を実現するため、万全の体勢を整えております。
ITI日本支部公認 インプラント
スペシャリストによる治療
世界中のインプラント歯学、および関連組織再生の専門家で構成されるITI(The International Team for Implantology)日本支部公認のインプラントスペシャリストである院長が、すべてのインプラント治療を一貫して担当します。
ストローマンインプラントを
使用
顎の骨との結合性に優れ、審美性・耐久性に長けるインプラントを世に送り続ける「ストローマンインプラント」を採用しています。世界シェアNo.1のスイス製のインプラントです。
ガイデッドサージェリーを
使用した正確かつ安心・安全
CTデータをもとに、ガイデッドサージェリーを作製・使用します。穴のあいたマウスピースのような形をした装置を使用することで、インプラントをシミュレーション通りの位置・角度・深さで埋入します。
難症例にも対応・
骨が足りない方への再生治療
顎の骨が不足している場合にも、再生治療(骨造成)によって顎の骨の再生を促し、インプラントの埋入と長期安定を可能にします。
GBR法
歯茎を切開し、顎の骨が不足しているところに、自家骨や骨補填材を移植し、特殊な膜(GBR膜)で覆って縫合します。膜によって歯茎の侵入を防ぎながら、顎の骨の再生を促します。
サイナスリスト
上顎洞と呼ばれる空間に、歯茎を切開して骨補填材を充填し、顎の骨の高さが不足した部位の再生を促します。主に、上顎の奥歯で骨が不足している場合に行われます。
ソケットリフト
歯を失ったところから上顎洞に骨補填材を充填し、顎の骨の高さが不足した部位の再生を促します。
主に、ある程度骨の量と高さがある場合に行われます。
丁寧なカウンセリングと
CTによる精密な検査
カウンセリングでは、インプラント治療そのものへの不安、入れ歯との比較、治療後予想される審美性・機能性の回復具合など、何でもお気軽にお尋ねください。不明点・疑問点を残したまま治療に進むことはありません。
また、顎の骨の量・質を三次元的に評価できる歯科用CTで検査により、正確に診断いたします。
インプラントの
メリット・デメリット
インプラントにも、メリット・デメリットは存在します。当院では、その両方を患者様が理解した上で、最適な治療を選択していただきたいと考えております。
- メリット
-
- 自分の歯のように強く噛める
- 自分の歯のような自然な口元の美しさを取り戻せる
- 顎の骨の吸収を防ぐことができる
- 部分入れ歯、ブリッジのようにまわりの歯に悪影響を及ぼさない
- 自分の歯のように取り扱えるため、食事、歯磨きが快適
- よく噛めるため認知症の予防になる
- デメリット
-
- 自費診療となるため費用が高額
- 局所麻酔での手術が必要
- 治療期間が長い
- 長く快適に使用するためには定期的なメインテナンスが欠かせない
- 虫歯にはならないが、歯周病になるリスクは自分の歯と同様にある
インプラント治療の流れ
1カウンセリング
インプラント治療の内容、当院のインプラントの特徴などを、詳しくご説明いたします。
患者様からも、インプラントへのご不安、ブリッジや入れ歯等の他の治療選択肢との比較、治療後どのような審美性・機能性の回復が期待できるのかといったことを、何でもお気軽にお話ください。
十分にご理解・ご納得いただけましたら、次のステップへと進みます。
2精密検査・診断
口腔内検査、レントゲン検査、CT検査などを行い、診断します。
CT検査では、顎の骨の量や質、神経や血管の位置などを正確に調べることができます。
歯周病がある場合は、必ず先に歯周病の治療をしっかりと行い、お口の環境を整えたうえでインプラント治療に入ります。
症状のない虫歯の治療やホワイトニングなど、インプラント治療と並行して行うことができる治療に関しましては、なるべく治療期間が長くならないように治療計画を立てて進めていきます。
3治療計画の説明
4一次手術
インプラントは、人工歯根、アバットメント、人工歯(セラミックの被せ物)の3パーツで構成されます。
一次手術では、顎の骨に人工歯根を埋め込みます。
5治癒期間
人工歯根と顎の骨が結合するまで、当院で採用しているインプラントではおおよそ2~3ヶ月ほど待ちます。
この期間にインプラントと骨はオッセオインテグレーション(骨癒合)という強固な結合を得ます。
審美的な領域の場合には仮歯を作成し、日常生活に支障の出ないよう配慮致します。
6二次手術
人工歯根の頭の部分を露出させ、ヒーリングアバットメント(連結部)を取り付け、歯肉の治癒を待ちます。
その後、1~4週間ほどで歯肉の状態を確認しながら、仮歯を作成し、清掃性や咬み合わせの模索をしっかりとしたのち、最終的な被せ物へと移行していきます。
7人工歯の作製・取りつけ
型取りをして、人工歯を作製し、取り付けます。
最終的な被せ物の材質に関しましては、個々の患者様の咬み合わせの状態、清掃性や審美性の確保を考慮し、セラミックあるいはジルコニア、ゴールド(白金)などの選択肢の中から歯科医師がご提案致します。
8メインテナンス
定期的にメインテナンスにお越しいただきます。
メインテナンスの間隔は、咬み合わせの状態、骨造成を行ったかどうか、歯周病原菌の有無など、患者さまごとによって異なります。
インプラント治療も
メインテナンスが欠かせません
どのような歯科治療であっても、メインテナンスは再発防止・予防のための大切な工程です。しかしその中でも、インプラントにおけるメインテナンスはとりわけ重要な意味を持ちます。インプラントは天然歯との構造上の違いや、定期的な咬み合わせの微妙な調整が必要となることからプロフェッショナルによるクリーニングや咬み合わせのチェックが欠かせません。
メインテナンスを怠り、インプラント周囲炎などを起こすと、最悪の場合にはインプラントの脱落に至ります。メインテナンス、そしてご自宅での丁寧なセルフケアは、インプラント治療とセットであるとお考えください。
メインテナンスに来ていただくということは、ご自身では気づくことのできない些細な変化もすぐに発見することができ、早期発見、早期治療が可能となります。
また、当院ではメインテナンスに通院していただいている場合、万が一何か問題が起こった時には保証制度も設けております。
インプラントと他の残存歯を長く快適に使用するため、治療後も必ず定期的なメインテナンスにお越しいただくようお願いします。
インプラントQ&A
インプラント治療が受けられないことはありますか?
20歳未満の方、重い全身疾患の方、妊娠中の方は、インプラント治療を行うことができない場合がございます。全身状態と併せて治療か可能かどうか診断致しますので、一度ご相談ください。
顎の骨が不足している場合でも、インプラントは可能ですか?
GBR法、サイナスリフト、ソケットリフトといった顎の骨の再生療法を組み合わせることで、可能になることがあります。このような再生療法を行うことなく、無理にインプラントを埋入すると、長期安定は期待できません。
インプラントは、永久に使えるものですか?
天然歯がそうであるように、基本的にはインプラントも永久に使用できるものではありません。一般的な見解としては「10年以上使える」ということになっています。ただ、15年以上使用されている方は珍しくありません。40年近く使用しているケースも存在します。
また、年齢を重ねるなかで例えば、万が一寝たきりや介護が必要になった場合などにインプラントの上部構造の形態を第三者がケアしやすい状態に変えることも可能です。
大切なのはしっかり自分の歯で噛むことができるということです。そして、それが健康寿命にも繋がるのではないかと考えております。
長持ちさせるためには、正確な埋入はもちろんのことながら、定期的なメインテナンス、毎日の丁寧なセルフケアが欠かせません。
当院では、メインテナンスに通ってくださる患者様に関しましては、最後まで責任を持って対処するということを目指しております。
インプラント治療にリスクはありますか?
感染、神経を傷つけたことによる麻痺、血管を傷つけたことによる多量出血などがリスクとして挙げられます。
感染を防ぐためには、院内の感染対策と術後の徹底した管理に尽きます。また神経や血管の損傷については、事前のCT検査で神経・血管の位置を正確に把握しておくことで、そのリスクを下げることができます。
インプラントの費用
全て税込料金です。
精密検査【CBCT(コーンビームCT)】 | 20,000円(税込22,000円) |
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インプラント手術(1本) | 200,000円(税込220,000円) |
サージカルガイド | 50,000円(税込55,000円) |
アバットメント | 50,000円(税込55,000円) |
診断用ステント | 20,000円(税込22,000円) |
インプラントプロビジョナル(前歯) | 15,000円(税込16,500円) |
インプラントプロビジョナル(臼歯) | 10,000円(税込11,000円) |
GBR(骨誘導再生療法) 1歯 | 150,000円(税込165,000円)~ (部位や使用材料により異なる) |
GBR(骨誘導再生療法) 2歯以上 | 追加:50,000円(税込55,000円)/1歯 |
サイナスリフト・ソケットリフト(上顎洞底挙上術) | 150,000円(税込165,000円) |
インプラント2次オペ | 30,000円(税込33,000円) (歯肉移植を含む場合は、税込55,000円) |
インプラント保証 | 20,000円(税込22,000円) |
被せ物代
ジルコニアセラミック冠 | 150,000円(税込165,000円)/1歯 |
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ジルコニア冠 | 125,000円(税込137,500円)/1歯 |
ゴールド冠 | 125,000円(税込137,500円)/1歯 |
被せ物代
ジルコニアセラミック冠 | 150,000円(税込165,000円)/1歯 |
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ジルコニア冠 | 125,000円(税込137,500円)/1歯 |
ゴールド冠 | 125,000円(税込137,500円)/1歯 |
インプラントの症例
Case1
Before
初診時の状態
After
メンテナンス開始時
術前
初診時の状態:矢印の歯は予後不良のため抜歯になりました
右上の抜歯後の状態:歯肉が陥凹してしまっています
術中(手術中の写真)
手術中の状態:骨移植前
骨移植後6ヶ月
右下の手術中の状態:骨移植前
右下の手術中の状態:骨移植後
術後
治療終了後のレントゲン写真
治療名 | GBR(骨再生誘導療法)、インプラント治療(3本分) |
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治療説明 | 右上と右下の奥歯に歯茎の腫れがあり、診査の結果、歯根破折および重度歯周炎により抜歯することになりました。抜歯後はインプラント治療を希望されたため、抜歯後、失われた歯槽骨を造成するためにGBRを行い、インプラント治療を行いました。 |
治療回数・期間 | 約36ヶ月 (歯周基本治療、抜歯、GBR、インプラント治療、矯正治療、補綴治療、ホワイトニング含む) |
副作用とリスク | 歯周外科後には一時的に術後に腫れや仏痛や出血が発現することがあります。 治癒の状態によって治療期間が長くかかる場合があります。 |
料金 | 155.9万円 (ただしGBR、インプラント治療の部分のみ。他の被せ物や矯正治療、ホワイトニングは別途費用がかかります。) |
Case2
Before
初診時:左上の第一、第二大臼歯は歯根が破折しており、抜歯することになりました。
After
治療終了時の状態
術中
抜歯後の状態
手術中の写真
手術直後のレントゲン
6ヶ月後のレントゲン写真
インプラント手術時
インプラント手術中
術後(インプラント治療後)
治療名 | GBR(骨再生誘導療法)、インプラント治療(2本分) |
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治療説明 | 左上の奥歯に歯茎の腫れがあり、診査の結果歯根が破折しておりました。抜歯後はインプラント治療を希望されたため、抜歯後、失われた歯槽骨を増生するためにGBRを行い、インプラント治療を行いました。 |
治療回数・期間 | 約10ヶ月(歯周基本治療、抜歯、GBR、インプラント治療) |
副作用とリスク | 歯周外科後には一時的に術後に腫れや仏痛や出血が発現することがあります。 治癒の状態によって治療期間が長くかかる場合があります。 |
料金 | 104.5万円 |